- 2011-05-08 (日) 5:07
- SEOの基礎的な知識
こんにちは。天照SEOブログです。いかにもこのブログ的なタイトルにしてみました。
連休も終わりますしさすがにもうパンダアップデートネタで無駄に騒ぐ風潮は落ち着きましたかね。
VALID SEOの藤井さんのブログの最近のエントリーに「ちょっと待て、パンダが怖いは、業者だけ」という記事がありましたが、このタイトル個人的にはちょっとウケました。SEO業者は何故か皆して大騒ぎ、そしてもっと言えば本当に(少なくとも知識レベルだけでも)備えた方が良さそうな人達があんまり気にかけてないようにも見えます。
さて、この記事の本題に入ります。久々にこういう概念的な話題に触れます。今回はボリュームが多いので図解なしで話します。
前提:「最適化」することは検索エンジンから推奨されるべきこと
最適化というくらいだから当たり前なんですけどね。SEMリサーチさんの最近の記事Googleからのアドバイス「高品質なサイト」とは? チェックリストを公開の一部を拝借しますが、
検索エンジンの目的は、ユーザが瞬時に関連性の高い情報を探し出せることを支援する点にあります
検索エンジンのアルゴリズムというのは基本的に「人が見ていいと思うサイトを、アルゴリズム的に抽出できるようにしたい」という点で何十年も変わっていない
まずここが根本にあります。情報をより正しくインデックス及びスコアリング(=ランキングのための色んな得点付け)するために、WEBサイトの情報は検索エンジンに向けて最適化された状態が望ましいということです。これは裏をかえせば、ユーザーが見て非常に素晴らしいコンテンツが存在していても、検索エンジンから見て最適な状態からほど遠いというWEBページであればユーザーと同じ評価をすることができない、と言い換えることもできます。
これについてはサムライファ○クトリーの@seo_tantoさんの「ゴミSEOブログ」の過去のエントリー検索エンジンの基本仕様とアルゴリズムとSEOの本質にもあるように、
(前略)文章と検索キーワードとの関連性を見出したり、スパムではないのかと疑うためにフルイをかけるぐらいの理解度しか得られていないのではないかと想像しています。理由?それは外的要因をいまだに大きな評価対象として重要視している現状のアルゴリズムが物語っています。
↑の通りだと思います。最近は至るところで「SEOはとにかくコンテンツが全てなんや!」と騒がれてはいるものの、実際これが現状です。
「検索エンジン最適化」とはどういうことか
そのまま読めば「WEBサイトを検索エンジンにとって最適な状態にすること」です。まあ正直何も言ってないのと同じですね。
もう少し具体的な意味的な解釈も加えて書き下ろすと、
①検索エンジンが各々のWEBページを漏れ無く適切に評価できる状態にすること
②各々のページを各コンテンツのメインとなるテーマに於いて最適な状態にすること
③外部サイトからの被リンクやソーシャルメディア上での共有を獲得すること
みたいな感じでしょうか。まあ並べても全然分かりやすくないですね。③の後半は「きっとこれからは…も重要度を伸ばしてくる」的なニュアンスとして捉えてください。
上記の「検索エンジン最適化」のために行うこと
まず結論から簡単に話してしまうと、
①はクローラビリティ及び内部リンクの最適化により実現されます。
②はWEBページの文書構造の最適化と内部リンクの最適化により実現されます。
③はそのまんま。加えるとすれば「~を獲得し得るコンテンツを作成すること」が尚重要。
具体的なことを言い始めるとキリがないので今回はこれらについて掻い摘んで解説します。
クローラビリティ及び内部リンクの最適化
■クローラビリティの最適化
クローラビリティを改善することで、「評価漏れ」がなくなります。サイト規模が大きくなるほど重要度は高くなり、1000ページを超えるような規模のサイトでこのあたりを蔑ろにしているともう大変です。クローラビリティと一口に言えばかなり広義になってしまいますが、具体的な手法についてクローラビリティを100点に仕上げてURLを検索エンジンに正しく伝えるという記事が非常によくまとまっています。
この改善はとりわけWEBページのスコアリング、詰まる所ランキングにどうこう影響するという施策ではないです。そもそも検索エンジンがWEBページの状態を正しく把握できるということが大前提なので、ランキングを気にする前にまずこの点を意識してください。
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■内部リンクの最適化 – その1:ページランクの調整
リンクを通じてページランクが受け渡される、ということはさすがにこのブログ見られる方のほとんどがご存知と思いますが、もちろんそれはサイト内リンクでも同様です。例えばグローバルナビゲーション、(カテゴリ内)共通メニュー、フッターナビゲーションなどからリンクされるページはサイト内でページランクが集中して集まるため、検索エンジンにそれらのページが相対的に重要度が高いことを伝えることができます。
※ただ後に述べますが上記のような共通リンクだけでは伝えづらいものもあります。
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■内部リンクの最適化 – その2:リンク階層の調整
その1に含めても良かったのですが敢えて切り離します。実際にしばしば聞かれる質問で「ディレクトリ階層が浅い方が順位に良い影響がありますか?」という質問がありますが、基本的には3階層目より2階層目がSEO的に有利ということはありません。ですのでそのためだけにルートにファイルを置き換えてURLを変更してリダイレクトをかけて、、という作業は時間の無駄でしかありません。これがディレクトリが1500階層ありますとかいう話だとそれ以前の話で問題アリなのですが(当たり前か)、SEOでもっと意識しないといけないのは「リンク階層」です。
簡単に言えば「TOPページから何クリックでそのページに辿り着くか?」です。ここの話はクローラビリティの話や上述の「その1」とかぶりますが、まずリンク階層が極端に深くなれば当然クローラーが巡回する可能性が著しく下がります。また、主要ページからリンク階層が離れるほど得られるページランクが減ります(細かい話をすればページランクの高さとクローラーの巡回確率はある程度の比例関係にあります)。ですのでリンク階層が深くなるほど「クローラーに認識されにくい+ページランクが集まりにくい」ため、SEO上ではデメリットばかりです。
明確な基準はありませんが「TOPページから3回のクリックで全ページに辿りつける」を目安とすると良いというのが一般的です。ナビゲーションやHTMLサイトマップの必要性はこういう所でも垣間見えます。
WEBページの文書構造の最適化と内部リンクの最適化
■WEBページの文書構造の最適化
これがいわゆる目標キーワードに向けての最適化ですね。後日これについては再度まとめるつもりなのでここで細かくは書きませんが、タイトル~メタ要素~ページ内の文章まで一貫してテーマの筋を通すというイメージです。タイトルとメタ要素に書かれていることが違う、タイトルに表現されている内容が本文中では一切書かれていない、などではSEOとしてはダメということです。あとは基本的なキーワード調整(出現頻度○%とかではなくもっと定性的な調整)を行うこと。
WEBページのキーワード最適化はここが本当に基本です。これが出来ていないでリンクがどうとかはあまりに非効率なのでおすすめできません。
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■内部リンクの最適化 – その3:WEBページ間の情報の関連付け
また内部リンクの話に戻りますが、これが「その1」で話題に出た共通リンクだけでは少し検索エンジンに伝え難いものです。海外SEO情報ブログの過去記事ウェブページを役割・目的に応じて分割し理解する特許をGoogleが取得にもありますが、リンクはページ内のどこにあっても同じと認識されるわけではないということです。
例えば、今まさに僕が鈴木さんの過去のエントリーを紹介したリンクと、右側のメニューに設置されている「お気に入りサイト」のリンクでは、明らかに意味が違うことは理解できると思います。一言で言えばページ固有のコンテクスト(文脈・前後関係≒関連性)が発生しているか否かです。リンクされているページ間で特に関連性が強いと見なされるような内部リンクについては別途「情報の関連付け」が個別に行われるため、出・入リンクともにスコアリングに少なからず影響してくると考えています。これは最近やたらと「最新テクニック」的に話題になる「共起語」での内部リンクが云々~というものにもつながるのかなと思っています。これについてもいつか別途まとめようかと思います(3年以内くらい目処に)。
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■内部リンクの最適化 – その4:アンカーテキストの最適化
ここはさすがに軽く流したいのですが、アンカーテキストの最適化です。過剰なのはいけないよというのは当たり前の話で、過剰な場合はそもそも最適ではないからやらないほうが良いのです。そもそもアンカーテキストは検索エンジンからすれば「リンク先のWEBページの内容は何か」の参考材料として扱われるため、リンク先のWEBページを端的に表すキーワードをアンカーテキストにすれば良いだけです。それが目標キーワードとかけ離れてるならそもそもその目標キーワードにページが見合ってないというだけの話です。
画像リンクの場合はalt属性で同じことをすれば良いです。リンクの場合には、alt属性がアンカーテキストと同様の意味を持つといわれています。
被リンクやソーシャルメディアでの共有の獲得
さすがに疲れてきました。被リンクの評価の個人的な解釈についてはこのブログの被リンクの評価のページを見てください。ソーシャルメディアについてはアルゴリズムの背景を考えればどのくらい話題になっているか?誰が言及しているか?などからWEBサイトの話題性や情報の信憑性・権威度などを推測するためのシグナルとなるはずです。
海外ではFACEBOOKの「シェア」の比重も大きいとは言われているものの、500万足らずのユーザーしかいない日本でFACEBOOKにそこまで比重をおくかと言えば、まだしばらくはテスト段階で本格的に比重が膨れていくのはもう少し先の話かなと思っています。
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以上、検索エンジン最適化のポイントを掻い摘んでまとめた結果です。さすがに具体的なところまでは全部かけていませんが、WEBサイトを制作する段階から参考にして頂けると嬉しいです。「作った後でわざわざ別途チューニングして最適化」するのは、あまり効率よい時間の使い方ではないです。
ちなみにこのブログの過去の記事で意外に反響も多く頂いた
『SEOって何?に答える』Part.1 – 検索エンジンの役割
『SEOって何?に答える』Part.2 – 順位決定の基準
というセット記事がありますが、これは検索に対してランキングが生成される背景などの本当に基本的な部分をかなりざっくりと解説している記事ですのでよければ合わせてどうぞ。ではまた。
- 新しい投稿 »: SEO業者的なちょっとした例え話まとめ
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コメント:2
- アクセスラボ 11-05-08 (日) 18:58
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そうですね、キーワードに関しては定性的な修正で十分です。
http://accesslabo.net/archives/2674420.html
過剰な修正より、過剰に対策しているサイトを修正していく作業の方が大事かもしれないです。ユーザー目線に立って普通に書けば良いんですよねw
- amateras 11-05-08 (日) 19:15
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>アクセスラボさん
どうもです。そうですね、記事でおっしゃっているようにフツーに(適当にじゃなくて)基本的なSEOライティングができていれば細かいことはあまり気にする意味がありません。
「ナチュラルなライティングのWEBページ」に「ナチュラルな被リンク」が得られたときに、「ナチュラルに目標キーワードでのランキングが向上する」という状況が本来の意味でのコンテンツの最適化かなと思います。
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