「一覧ページ」の価値とかSEOの考え方のざっくりまとめ

  • 2013-01-29 (火) 8:02

肩慣らし程度に。とりあえず普通にSEOの話をします。

価値あるオリジナルコンテンツが重要、テキスト情報は重要、まあもちろんそれはそうなのですが、いわゆる「一覧ページ」の価値とはなんだろうか、と考えた時にそれは一覧ページ自体のコンテンツではなくそのリンク先にあるコンテンツの価値の総和を指す、と考えて良いと思っています。というのが今日の第一のテーマ。

少なくともウェブサイトに一覧ページそのものを見に来るユーザーってあんまりいないですよね。あくまでも一覧は一覧でしかなくて、結局はEコマースなら商品、ニュースサイトとかなら記事、求人サイトなら案件、みたいに、なんだかんだ最終的に見たいのは具体的な詳細ページだと思うわけです。

でも、検索の流入口として一覧ページっていうのはとても重要な場合も多く、サイトのSEOを行う場合にもそのあたりのランク状況の改善が焦点になる場合も多くあるのもまた事実。

そこで、SEOを考慮する際にこういう「The 一覧ページのSEO」をどのように考えればいいんでしょうか、という話題について。一応探して見ましたがあんまりこれまで誰も触れてなかった話題っぽいのでここで書いてみます。

一覧ページの価値

下位にぶら下がってる詳細ページのコンテンツが十分なのであれば、TOPページとか一覧ページ自体のコンテンツは二の次であって構わないと思っていて、極端な話、リンクがズラッと並んでるだけでも一覧ページとして最低限は機能していると言えると思っています。そもそもそれが一覧ページですし。

冒頭でも言いましたが一覧ページそれ自体の価値、と言えばそこにぶら下がってる下位ページのコンテンツがどれほど価値あるものなんですか、というところで大半が決まると考えて良いかと。

あくまでスーパー雑なイメージですが、例えば下図のように違うサイトで似たようなコンテンツを扱う似たような一覧ページがあったとします。

似たような一覧ページが2つ並んでるだけの図だよ

で、上で述べたようにあくまで一覧ページですのでこれ自体のコンテンツの差別化って非常に難しいと思うんですね。繰り返しになりますが一覧で並べて見せるためのページなので。

でも、その下位にぶら下がってるコンテンツ自体は差別化は努力とか仕組み・仕掛けによって色々差がつくはずです。そこで下位ページまで視点を広げてみたときに、

下位コンテンツの価値が高ければ一覧ページの価値も上がり、下位コンテンツの価値が低ければ一覧ページの価値も低いよね、の図です

こんな風に下位の詳細ページの価値に差が出ていたなら、一覧ページ自体の価値もこのように差がつくんじゃないでしょうか、と思います。なんかこう「価値」という定性的な概念を数値化して話をしてみるといかにも陳腐な感じですが、でもなんとなくイメージはつきやすいと思います。
※ちなみに話がややこしくならないようにドメインが元々めっちゃ強いとかそういう要素は一旦ナシで考えて下さい

なので今日の第一の結論としては、「一覧ページでSEO頑張るなら、一覧ページ単体でシコシコと改善を試みるのではなく、まず下位ページの詳細コンテンツ全体(数が多いなら重要とするカテゴリ配下だけでも)の充実化なり最適化を測ってみたらどうだろう」ということ。一つのページの細かな調整を行なってばかりいるよりも、どちらにせよ詳細ページのコンテンツは充実していた方が良いに決まっているので、そちらのほうが生産的なことも多いかと。

一方、じゃあ一覧ページ自体は適当でいいんですか、と言えば決してそんなことはない。ことSEOに関連して言えば、検索の受け口としても、サイトの構造の話としてもそう、まあ色々とこだわりたい点はあるわけです。

どんなことを考慮したら良いの

もちろんここまでの話題だけではアレなので、もう少し具体的に。一覧ページを設計する際には、基本的には主に以下の点を考えておけばとりあえず最低限はOKかなと。

  • 機能的、視覚的にわかりやすく使いやすいか
  • 一覧で並べられた下位ページの内容がイメージできるか
  • ナビゲーションとして必要十分なリンクが存在するか
  • 検索経由の着地ページとなる場合の検索語はイメージできているか

サイト全体の中で、とか上位階層とのつながりを、とかまで話題にすると一気に複雑になりそうなので一旦ここではそういうのとは独立して話させてもらいます。

機能的・視覚的に分かりやすく使いやすいか

この辺はおそらくサイト制作者さん(制作会社さん)が結構こだわって作るケースも多いかと思いますが、見やすいとか使いやすいとかそういう話題。もちろん一覧ページって何かを探すときに経由するポイントなので、その役割を十分に果たせるものですか、それとも何かしらの原因で離脱等の機械損失を発生させてしまうことは無いですか、という視点です。

SEO関連の話題で出るとすれば、例えばページレイアウトの問題とか。絞り込みとかナビゲーションに注力するあまりにそこばっかり膨れ上がって肝心のそのページのコンテンツが埋もれてしまう以下のようなケース。

スクロールしないとコンテンツが読めないレイアウト例

ページレイアウトと検索順位、というところの直接的な因果関係って正直明確じゃないと思ってるんですが、少なくともSEOに無関係なはずはないとは思ってます。(少なくとも極端な例で考えれば無関係なはずはないでしょうと)。

絞り込みとか検索機能とかナビゲーションを充実させるあまりに肝心なコンテンツが埋もれてしまっているのであれば、コンパクト化するなり、左カラムに移動させるなり、少なくとも何かしら改善はしておくべきかと。まずそもそも機能とかそういうのの前にユーザーがそのページにたどり着いた時にどういう意図でどういう行動するかのイメージというか仮説を先行してページ設計を行うと良いんじゃないでしょうか。

あと長くなるので別の機会に書ければいいなと思ってるのですがページ表示速度の問題も多くの場合に課題になります。件数多く表示させれば重たくなりがちだし、かと言って情報量減らせば良いってもんでもなく、、というちょっと判断迷うところです。

一覧で並べられた下位ページの内容がイメージできるか

まあ別にここはそこまで大した内容ではないと思ってるんですが、単にリンクが並べられてるのか、その内容まで具体的にイメージ出来るのか、もっと言えば単に下位ページに遷移できるだけではなくてその具体的な着地点まで選択できるようになっているのか。みたいなところです。

例えば食べログさんの一覧ページでは、レビューの点数、予算感、新着レビュー、お店の特徴、などその辺サマリーがまとめて表示してあるのでいちいちクリックして「何か違うなあ」で戻ってまたクリックして、、の不毛な行き来をする可能性を狭めてくれてますね。店舗名だけがズラっと並んでても正直何が何だかクリックするまでは全然分からないと思います。

食べログの一覧画面

これってどれくらいまで一覧ページに表示させるのがいいの?に対しての一般的な答えはないと思います。むしろあれば逆に教えて欲しいところ。

ナビゲーションとして必要十分なリンクが存在するか

このあたりからちょっとSEOっぽく。例えばコンテンツ数が50点、カテゴリーが8種類しかないような小規模なサイトであればこのあたりそんなに考える必要って特にないんじゃないかと思いますが、少なくとも数千とかの規模になれば結構重要なポイントと認識しています。

コンテンツがそこまで多いのであればそれを括るカテゴリのような一覧ページもそれなりの種類存在して、それなりに深い階層構造を取っていると思いますが(ないなら絞り込むなり細分化するなりで持っておいた方が良いでしょう)、そういう場合に毎回毎回100を超えるようなカテゴリページ全てにリンクを返すことは多くの場合非効率かと思います。

ページあたりの発リンク数の問題も然り、ページランク分散の問題も然り、テーマ性というかサイトの中での情報の整理の側面でも然り、ユーザビリティ的な問題も然り。もちろんそれでも良いケースも中にはあるでしょうが、大体の場合は「とりあえず全部共通ね」みたいな感覚のものも多いのではないでしょうか。

で、例えば左カラムによくあるようなナビゲーションを上手いこと整理してるサイトでよく見るタイプだと例えばこんな感じのもの。以下みたいなよくある構造のサイトがあったとして。

TOP、大カテゴリ、中カテゴリ、小カテゴリ、詳細ページの構造を表した図

一覧ページに焦点当てると、とりあえず基本的には「親カテゴリには必ず返す」「兄弟カテゴリにも返す」「子カテゴリにも渡す」、という上下左右のリンク構造があること。その上で、リンクを渡す範囲をどこまで拡張させるかはボリュームとか内容によりけりと思います。

で、ひとまずその「親」「兄弟」「子」だけにリンクを返すとなると大体こんな感じのナビゲーションになるんじゃないでしょうか。

最低限のナビゲーション例

こんな感じ。さすがに必ずしもここまでコンパクトにする必要はないと思いますが、あとは肉付けの問題だと思っています。例えば中カテゴリがこの図くらいしかないなら実際には中カテゴリも展開して甥っ子にもリンク渡してあげても良いと思いますし。

何かしらナビゲーション設計の参考にしてもらえると嬉しいです。

検索経由の着地ページとなる場合の検索語はイメージできているか

確実に話題の順番間違えた気がしますが、カテゴリページの検索流入のイメージが出来ていますかどうですか、という問題。最初に持ってくるべきでした。

要はカテゴリの名前付けとか、CMSでどういう組み合わせの言葉を吐き出しますか、とかそういうところの、いわゆるキーワードチューニングに相当する部分。タイトルタグみたいなmeta要素はもちろんのこと、コンテンツ内でテキストとして吐き出される内容とかも含めて。

考えることは大きく分ければ2つ。

カテゴリの名前付け

例えばカテゴリの名前を「リング」とするのか「指輪」とするのかで当然ヒットする言葉は変わりますし、「カバン」にするのか「バッグ」にするのかでももちろん変わります。必ずしも検索者を優先する必要はない場合もあるかと思いますが、検索する人に合わせてこういう名前付けを検討することも基本的なSEOです。

CMSの出力方法

基本的にはカテゴリ固有の名前や属性意外の基本テキスト要素はCMSの仕様に合わせるので個別のキーワードチューニングを行うわけではなくテンプレート単位で何かしらのチューニングを行います。なので一つ一つ丁寧にというよりもざっくりテンプレート全体としてどの言葉の掛けあわせを拾いに行くか、どれを重要とするか、を決めていく作業になります。ロングテールの掛けあわせ検索のヒット率を左右する要素になりますので適当にやってはダメです。

例えば掛け合わせの可能性があるものは「通販」なのか「販売」なのか。「中古」なのか「激安」なのか。或いは全部なのか。検索結果上での表示も考慮してタイトルにはどこまで含めるか。どこをコンテンツ内のテキストで補うか。などなど。

そういうのを色々考慮して、どのような出力をするかを定めていくということも重要です。で、この部分については色々と議論があると思いますが、個人的には「極力、可能性のある検索には漏れないように」ということを優先して考えた方が良いと思います。あんまりゴチャゴチャなタイトルは好かないですしキーワードを詰め込みまくれとかそういうことではないのですが、少なくとも重要なキーワードが「ページのどこにも出てこない」ような設計にしてはマズいです。

こういうところは「書いてあればヒットする」「書いてなければヒットしない」を基本として考えれば良いかと(厳密にはロングテールになればなるほど検索語との完全一致の必要性は低くなるんですが)。

※ちょっと話題が逸れ始めたのでこのあたりでやめにしておきます。

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“「一覧ページ」の価値とかSEOの考え方のざっくりまとめ” への4件のフィードバック

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