週末に気まぐれで更新。こんなタイトルですが初心者というより中級者向けですね。
会社を大きくする話とSEOで検索流入を伸ばす話の対比をしながらSEOの全体観を説明してみました。これなら感覚としてイマイチよくわかんないという方でもイメージしやすいかなと思って作りました。
対比をつくるために無理やりこじつけたものもありますが、あんまり言葉尻とか細かく捉えずに全体観でよろしくどうぞ。
以下、「お前がモバイル最適化が重要とか二度と言うな」と思われたモバイル閲覧ユーザー向けにテキストでも起こしました(このブログ自体モバイル対応してなかったことを更に思い出した)
会社を大きくするためには
- 業容拡大するには事業に貢献できる能力を持った従業員を増やす必要があります
- 従業員の数だけではなく従業員の生産性や商品あたりの利益率も重要です
- 現場業務が成熟してないのに従業員の数ばかり増やしすぎると生産性が落ち経営が悪化します
- 現金や資産がないのに従業員を増やしすぎると全員にじゅうぶんな報酬を支払えなくなります
- ただし、利益率や生産性ばかりに目が行き過ぎると業容拡大に支障が出ます
- 会社規模が大きくなると、組織の設計、経営資源の配分(選択と集中)、など考えることが増えます
- 大きな組織ほどそうした「最適化」は影響は大きく、成功すると大きな成果が得られます
- 周りを見渡せば全体に目が行き届くような小さな組織で「最適化」ばかり考えても成果はたかが知れてます
- 立ち上げたばかりの会社が最大手の会社の経営を上辺だけそのまま真似ると、仮に真似できてしまえばたちまち破産しますし普通は真似られません
- 理由は、その会社独自の商売上の強み、歴史的に積上げられた社会的な信用や豊富な経営資源、既存顧客の存在などは真似できないためです
- そんなことは分かりきっているから、誰もそんなことはしようとしません
- 社会的信用や経営資源に乏しい企業の新規事業の立ち上がりは時間がかかります
- 大きな信用、資本力、人的資源のある企業はそれらを最大限活用することで新規事業の初速をつけやすいです
- 凡庸な従業員より、有能な従業員のほうが会社や業績に対して価値があります
- 突出したスーパーマンではない標準的な従業員の生産性を上げる仕組みを作ることも重要です
- そうした仕組みの上でスーパーマンがたくさんいる企業は強いです
- 「もっとも良い成果をあげられる人材」は環境によって変わり、一意に定められません
- 「有能な人材」はある程度は環境に依存しない定義ができそうです
- 経営には不確実要素がつきもので、予測やコントロールが可能なことばかりではありません
- 考えてもわからないこと、頑張ってもどうしようもないことばかりに固執することは得策とは言えません
- まずは、考えればわかること、頑張ればできることの範疇で最善を尽くすことが重要です
量と質
最適化
模倣
初速
個と全体
成果と資質
やるべきこと
検索流入を伸ばすためには
- 検索流入を増やすためには検索される需要のあるコンテンツを増やす必要があります
- コンテンツの数だけではなくそれぞれのコンテンツの品質も重要です
- サイトの内容や品質が伴ってないのに提供コンテンツが多すぎると全体の品質評価が下がります
- サイトのリンク資産が乏しい状態で提供コンテンツを増やしすぎると全体にSEO上の評価が行き渡りません
- ただし、品質ばかりに目が行き過ぎるとサイトの拡大が減速します
- サイトが大きくなると、サイト全体の設計、クローラー対策のような技術要件、など考えることが増えます
- 大きなサイトほどそうした「最適化」の影響は大きく、成功すると大きな成果が得られます
- ページ数を数えられるような規模のサイトで「最適化」ばかり考えていても成果はたかが知れてます
- 立ち上げたばかりのサイトが最大手サイトのSEOと表面上の形だけ同じことをしようとしても、同じ成果を上げるどころか何も立ち上がりません
- 理由は、そのサイトだから提供できる独自の情報価値、歴史的に積上げられたインターネット上での信用や豊富なWeb資産、既存顧客(ユーザー)の存在などは真似できないためです
- それが直観的に理解しづらいために、SEOでは表面上だけ真似して失敗するケースは珍しくありません
- Web上でバックグラウンドの乏しいサイトのSEOの立ち上がりは時間がかかります
- 膨大なリンク資産を得ている、予算がある、体制が充実している企業は、それらを最大限活用することで新規サイトのSEOの立ち上がりの初速をつけやすいです
- どこにでもあるコンテンツより、独自の付加価値のあるコンテンツのほうがSEOでは価値があります
- 大ヒットするコンテンツではなく通常で提供可能なコンテンツを検索流入に効率よく転換できる仕組みを作ることも重要です
- そうした仕組みの上で、付加価値の高いコンテンツや大ヒットコンテンツを生み出せるサイトは強いです
- 「検索結果上位にふさわしいコンテンツ」は検索意図の解釈次第で変わり、一意に定められません
- 「品質の高いコンテンツ」はある程度は検索意図に依存しない定義ができそうです
- SEOには不確実要素がつきもので、予測やコントロールが可能なことばかりではありません
- 考えてもわからないこと、頑張ってもどうしようもないことばかりに固執することは得策とは言えません
- まずは、考えればわかること、頑張ればできることの範疇で最善を尽くすことが重要です
量と質
最適化
模倣
初速
個と全体
成果と資質
やるべきこと
※細かい補足説明は色々端折ってます
※リンク資産ていうのも怖いけど「インターネット上でいろんな人に言及されたりサイトで紹介されたりされること」みたいなことの累計だと思ってください
※全然違う形だけど内容としては同じようなことを1年半くらいまえにイベントで話したりもしましたのでよろしければ
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