2016/10/17 8:30 追記
全然解釈違う記事を参照してしまってました、反省。「MFI:Mobile First Index」なんだからそうですよね。「デスクトップとモバイルでインデックスを分離する」じゃなくて「モバイル優先のインデックスに切り替える」が主旨のようですね。完全に事実として異なる記述もいくらかあってしまったので、色々内容書き換えましたので拡散してしまった人ほんとにすみません。マジで会社のブログで書かなくてよかった。
・Googleがモバイル ファースト インデックスを導入予定、影響は?対応は?
Googleのひともそういうことだよって言ってましたので、つまるところ↑の記事読んでくれれば良いです。
僕の認識もだいたいこんな感じです / Googleがモバイル ファースト インデックスを導入予定、影響は?対応は? | 海外SEO情報ブログ https://t.co/MqJDqJblFj @suzukikさんから
— Kazushi Nagayama (@KazushiNagayama) 2016年10月16日
やっぱり公式発表おとなしく待ちましょう。
(ここから元記事)
この週末、囲碁の特訓に励んでいたら知らないところで地味に派手なSEOニュースが。
・Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content
砕けて言えば「今まではGoogleのモバイル検索での検索結果もデスクトップでの検索と同じものを返していましたが、ここ数ヶ月で、それとは別の、モバイル専用の検索結果を提供するようになります」という話です。
↑ということじゃなさそうで。
砕けて言えば「今まではGoogleの検索結果はデスクトップ版のページを評価の中心としたもの返していましたが、これからの検索結果はモバイル版ページが評価の中心となり、優先順位が逆転します」という話です。
(どのみち)どんくらいの影響があるか未知数ですが、検索結果への影響は大きい気がします。こえー
ひさびさに会社の公式のほうで書こうか迷いましたがちょっとまだ公式発表でてない中で変なこと言っっちゃったら怖いからこっちに。
Google検索結果におけるコンテンツの優先表示の基本方針とか原理原則自体が変わるような話ではないので、多くの場合ではサイトの運営方針をこの変更のために見直すとかは必要にならないはずです。ただし、気にしなければいけないことは増えると思います。
Webコンテンツの利用がモバイル主体になってるのにデスクトップ版のコンテンツをベースとしたインデックスがモバイル検索で利用されてるのも色んな矛盾を生んでる原因でもあったので、流れとしても正しいと思います。実現にはもうちょっと時間かかるかなーと思ってましたけど。
また、モバイル専用優先のインデックスができてそれが”Primary”として扱われるということと、スマホ表示だけに限定された世界でリンクグラフを別集計するみたいなことは別の話なので、スマホでリンクを集めましょうみたいな話が出て来るわけではないです。ガラケー時代のガラケーSEOとは違う。
Mobile First Indexingの件で日本語で書かれた記事が少し拡散していますが。
リンク関連に変更は無いはずなのに「スマホ版サイトからのリンクを集めないと」とかありえない煽りをしていて、リンクを売って生計を立てているうさんくさい団体は大変だなぁと遠い目をしている所。— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2016年10月16日
とはいいつつも、あんま不必要な不安を煽るのもどうかと思いますが、サイトによっては色々な変更を求められる可能性もなくはないのかなと思ったりしています。
- 個人的な興味の範疇
- モバイルにおけるUXみたいなやつが基礎となるランキングにどこまで色濃く影響するか
- 「コンテンツ品質」は従来と同等の価値基準のか、モバイル優先にしたら別の何になるのか
- モバイル版における広告配置や表示方法を考え直す必要がでてくるか
- コンテンツの途中で「この先はアプリでどうぞ」的な実装しているサービスのコンテンツの評価
- 常識の範囲内で上手く対応してれば問題ないはず、と思いたいやつ
- UI上の問題などで表示を制限したり格納しているテキストコンテンツの扱い
- 格納されたり折りたたまれたりしてる割愛されてるサイト内リンクの扱い
- きっとそこまで気にしなくていいんだろうなと思ってるやつ
- デスクトップと異なる実装で機能提供している場合
- モバイルのみ会員専用機能、のようなケース
- デスクトップ版とのURL構成やコンテンツ構成の微妙な違い(ページネーションとインフィニティスクロール、リストの表示件数の差異、など)
↑実務上の問題としてぱっと浮かんできたものだけど探せば他にも色々ありそう。
前提として、モバイル専用優先インデックスがリリースできると判断されてる時点で、モバイルサイト特有の表示上の制限やデスクトップ版との技術的な機能実装の差異などを上手く処理できていないということはないはずで、そういうのはある程度は上手くやってくれるから変に気を回さなくていい、、と信じててまぁ良いんだろうなと思っています、そう思いたい。
ただし、「PC版は閲覧割合低いからゴリゴリとSEOチューニングして、モバイル版ではスッキリと提供しよう」みたいな価値観でやってるとこは見直す必要がでてくる可能性はなくはないですね。
とかいうことを考えるとRWDでサービス提供してる人たちはそうでないサービスにくらべて考える事減って勝ち組じゃんかとか思えてくるけど、よく考えてみればデスクトップ版との優先軸がそもそも異なるっていうならRWDだからといって無視していい問題でもないよなぁと。
全然まとまってなくてすみません。心配事とか気にしないといけないことが増えそうなことは間違いなさそうですが、その分やりがいもありそうとか色々見ていることが人の役に立てる機会も増えるだろうとかそういう期待もしています。
ある程度公式情報がでたり色々わかってきたら偉い人とかがきっと上手いことまとめて解説してくれたりすると思うのでそうしたらそれらを踏まえた上で「自分もわかってましたけどね」的な雰囲気の後追い解説記事を公式のほうで書こうと思います。
2016/10/16 追記:
・実際この辺どうなんでしょうね。色んなパターンは想定しておきたいですけど。
たくさん見ますねえ……「『PC版は閲覧割合低いからゴリゴリとSEOチューニングして、モバイル版ではスッキリと提供しよう』みたいな価値観でやってるとこは見直す必要」
あと個人的にはPCで出してスマホで折りたたみ系はきっと厳しいのかなあと。今、PC版で畳むとやはり厳しさありますし。— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2016年10月16日
・コンテンツSEOのちから云々は置いといて、この話題で某団体のサイトが謎にめっちゃバズっててウケました。みんなそもそもタイトルだけで釣られて内容ほとんど読んでないか、他の事情でいうと若い世代とかだともうそのへんの人たちの事情知らない人も多いのかもなと想像。
モバイルインデックスについてタイトルで煽ってテキトーなこと書いてる記事が一番拡散するというねw これがコンテンツSEOのちからや。
— パシ@竹内潤平 (@pacificus) 2016年10月16日
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